最近の阿久根市議会

現在、阿久根市議会では「議員定数調査特別委員会」が設置され、1月19日に区長会の役員の方々と意見交換会を行った。

市民からの陳情を受けて設置された特別委員会で、「選挙の際に議員定数削減を言っていた議員もいながら議論されていない」との内容。

私もその一人であるが、私が提案者として「議員報酬等調査特別委員会」の設置がされ、その中でわずかに定数の議論もされた経緯はある。報酬に関しては、10%カットという結果だった。
しかし、12月議会において、人事院勧告に準じて市長より提案があり、特別職も一般職もボーナスが6カ月さかのぼってアップされた。7年ぶりのアップということだが、アベノミクスもどこ吹く風で、民間に先んじてアップすることには納得できず、また、阿久根市民の働く方々の給与の分析すらせず、法的に義務付けられていない人事院勧告に従う必要はないと思い、反対した。

話がそれたが、議員定数について区長会の意見としては、現状維持がほとんどだった。2名減らして14名という意見や、前回の定数削減から10年が経っており、改めて調査する必要があるとの意見も出された。
また、地域に議員がいないから、相談ができないとの意見もあったが、議員から反論も出た。行政事務連絡員としての区長の役割と議員の役割をしっかり認識しなさいという内容だったが、議員の仕事のひとつである「よろず相談的」な面もあるのだからその区長が言われた事もわかる。

いずれにしても、住民の意思を的確に反映できる議会であれば市民からの信用も回復するだろうと思う。議会改革も道半ばであり、もし定数を減らすのであれば、議会や委員会の運営方法から変える必要がある。27年度からは、議会広報広聴委員会が常任委員会として設置されることになり、さらに議会の様子を分かりやすくお伝えする事ができると思う。

原発の審査の時のように、過半数の議員が市民アンケートも必要ないという様な閉ざされた議論をすれば、議会そのものが住民目線を忘れており、議会への不信感は当然出てくる。

定数については、2月には結論を出すという事になっている。