議員報酬特別委員会

職員給与に対しキツイ発言をしながら、議員報酬に関してはどうなってんだと思われるだろう。

提案者として「議員報酬等調査特別委員会設置を求める決議」をH23年12月議会に提案し、全員一致で設置された。
2年近くかけて出た結論は。

「カットするべきと思ってる議員で議案を提案すればよい」
各議員の意見を聞く限り、ほとんどの議員が現状維持でよしとしている。明確に削減すべきとしたのは6名だった。

私は、月額報酬は現状維持で良いとして、ボーナスを廃止し、上限額を定めた政務活動費として、議員の研修や調査だけに使えるようにすべきと発言した。
ボーナス自体が、議員に馴染むかどうかも議論の余地はあるし、一律15%の加算率が無条件に加算されている事も問題だと思っている。
ボーナス廃止で20%カットになるし、政務活動費はすべてオープンにする。

しかし、結局議論は深まらないばかりが、当初削減に前向きな議員も意見を変えてきた。

特別委員会設置という遠回りな手順を提案したのは、過去議員同士で報酬を議論したことが無かったのもあり、選挙の争点となった議員報酬削減について各議員がどう考えているかというのも聞きたかった。
カットすべしという議員数名で削減案を議会で出しても否決されるのがみえみえで、「お前らばっかい良かかっこすんなよ」というだけの話。

遠回りをした結果、「カットするべきと思ってる議員で議案を提案すればよい」である。

議員の報酬は議会でしか決められないが、市長の諮問機関である、特別職報酬等審議会に決めてもらわないと、自分たちで決めたらダメだという議員もいて、全く結論らしい結論は出せなかった。なさけないかぎりであります。