ハイライト3

議員報酬10%カットの議案に対する質疑と反対討論がたくさんの議員からあった。みごとなまでに聞き苦しい議員同士のやりとりに、執行部席の職員たちも呆れ顔だった。結果的には8対7で可決。

(賛成討論)

私は2年前、議員報酬調査特別委員会設置を求めた決議の提案者でありました。しかし、十分な議論が行われたのかに関しては、個人的には満足できませんでした。
選挙の争点のひとつでもあった議員報酬削減が先延ばしになってきたことは事実です。遠回りをするようでしたが特別委員会を設置し議論する中で、それぞれの議員の本音が聞けたことは収穫だったと思いますが、ボーナスに自動的に加算される15%の加算率など、踏み込んだ議論までいかなかった事が残念でした。

市民が納得する仕事をすれば決して高い報酬ではない。自分は報酬以上の仕事をしているからもっと上げてほしいくらいだ。いやいや議員報酬は議員が勝手に決めてはいけない、特別職報酬等審議会にお伺いをたてなきゃ決められない。単なるパフォーマンスのように削減していいものじゃない。各種団体の方々の意見を聞く限り、削減の必要はなさそうだ・・等々、報酬の現状維持や報酬アップの意見があり、私個人的には市民を説得できる内容ではなかったように思います。

削減に前向きな議員の意見もひとつにまとまらずに、特別委員会は終わってしまったが、最終的には「削減すべきという議員で、議案を提出すればいい」との結論になった。

2年近くの時間はかかったが、今回の10%削減案は、大幅なカットを望む市民にとっては納得のいくものではないだろうが、ある程度の数の議員の合意がとれたという意味では、小さいながらもひとつの結果であります。反対討論でどのような意見がでるのかわかりませんが、平成22年度決算ベースから30%の削減を公約に掲げ、職員給与削減を断行している西平市長と向き合う議会が、自らの身を切る姿勢をしめす必要性を感じないのか不思議でしょうがない。
どのような理由をあげるにせよ、議会報告会で10%削減の必要もないことを市民に説明できますか?
大げさかもしれませんが、国難と言われる時代の特別職の公務員として、どのような判断が求められているか十分に考えて賛成していただきますようお願いしまして、私の賛成討論とします。