北薩広域行政事務組合 特別委員会

「運転管理業務委託契約に関する調査特別委員会」が継続して調査しているのが、環境センター・リサイクルセンター・衛生センターの業務委託契約に関するもろもろである。ちなみに調査がなかなか進まない。

H20年度にそれぞれの施設の業務を一部民間委託したのだが、これが調査すればするほど、当時の広域行政の行政体としてのずさんさ、無責任さが浮き彫りとなり、一部議員の中には「広域は汚職の温床だ」と言わせるほどの実態が見えてきている。

詳細はまだ書けないが、いくつか分かることが、理事会は完全にお飾り状態で機能していないという事。しかも、理事会を開催して協議すべき件も「持ち回り決済」と言って、広域の職員が阿久根市長(理事)や長島町(副理事長)の印鑑をもらって、何の協議もなく済ませている事がある。これは法的根拠はなく、今までの慣例でやっている決済方法。なので調査しようにも協議記録もなく調べようがない。

また、それまでの発注仕様書には無かった「速やかに資格を取得する」という文言が加えられており、要件緩和と受け取れる変更がある。その点は当時の広域議会でも問題になっていたのだが、1年以上もの間資格取得ができないまま業務をしていた施設もあるのだが、お詫び申し上げたいとの事で流されてしまっていた。

現在の事務局職員も当時と入れ替わっていて、詳細を知る職員がおらず、ほしい記録も残してないので、当時の職員を参考人として読んで調査することとなった。これは異例のことではないだろうか。

広域行政事務組合は、介護認定業務以外は、4000万円を超える様な業務委託契約金が動く事務事業であり、理事会や事務局職員と委託業者との関係は透明性を確保しないと、疑惑が晴れないままである。