公益財団法人 阿久根市美しい海のまちづくり公社 (訂正しました)

まちづくり公社について調べている。

あらためて24年度の決算報告書を見ていて、記録のためにこのブログに、おれんじ鉄道の阿久根駅利用推移を書いておこうと思う。


        利用者     取扱高
平成20年度 28603人  6343万円
  21   29639人  6167万円
  22   28806人  6021万円
  23   27193人  5868万円
  24   26306人  6160万円


阿久根市は、まちづくり公社に阿久根駅の管理委託として約300万円を出してきた。
24年度は「おれんじでつなぐあくね交流事業」として、1200万円をだしたが、上の数字を見る限り、利用者は増えなかったと分かる。
1200万円の内訳のほとんどが、臨時雇用したスタッフの賃金となっている。



※訂正します。

阿久根市は、まちづくり公社に阿久根駅の管理委託として約300万円を出してきた。」と記載しましたが、間違いの指摘をうけました。

阿久根駅の駅務員2名分への人件費として、おれんじ鉄道株式会社から、まちづくり公社へ約300万円が振り込まれ、そのまま2名の駅務員さんへ支払われるとの事でした。おれんじ鉄道と駅務員さんの個人契約らしいのですが、公社が事務局となっているようです。阿久根駅の定期券等の売上の1.2%が事務手数料として公社に入るようですが、今回は3589万円の1.2%で、43万円の手数料があったようです。
しかし、今まで駅務員さん2名の社会保険などは、本人持ちだったようで、今年からまちづくり公社の方の配慮で、事務手数料をそちらに当てているようで。(足りないと思うが)
本来であればおれんじ鉄道側が負担すべきものだと私は思いますが。

今回の駅の改修により、5年間で5487万円の駅の指定管理費を阿久根市はおれんじ鉄道に託す。市長によると、おれんじ鉄道側の試算では初年度200万円の黒字となるようだが、26年度の結果に注目したい。



                              〜ここまでが 訂正〜 失礼しました。



事業報告としてこう書かれている。


阿久根駅の利用状況については、通学利用者や個人利用者の減少等により、利用人員前年度比減となっています。
しかし、団体利用についてはPR活動の成果もあり、取扱高前年比増となっています。肥薩おれんじ鉄道主催の各種イベントや広報活動へも積極的に取組み、阿久根の観光及び特産品のPRに努めました。また、3月24日より運行を開始しました おれんじ食堂列車の対応で更なる利用者増を図ります。」

とある。

市の成果説明では、「この緊急雇用創出事業は単年度事業であり、継続的な雇用確保が望まれる」との説明がされている。


おれんじ鉄道の問題を、根本的に解消する事は難しい。