産業厚生委員会での調査状況について

現在、委員会では「子育て支援・発達支援について」というテーマと、「交流人口増加対策」として調査をしている。

2月5日にいきがい対策課長と発達支援センターこじかの担当職員から、阿久根市の発達支援の現状と課題を聞いた。
調査をしてわかったことなのだが、発達支援センターこじかは、(児童発達支援事業)という法的な位置づけであり、(児童発達支援センター)ではない。

センターと事業の違いは、どちらも、通所利用障がい児やその家族に対する支援を行うことは「共通」なのだが。

センターは、施設の有する専門機能を活かし、地域の障がい児やその家族への相談、障がい児を預かる施設への援助・助言を合わせて行うなど、地域の中核的な療育支援施設である。

事業は、利用障がい児やその家族に対する支援を行う身近な療育の場として、位置づけられており、今後阿久根市は、児童発達支援センター化へと動き出す必要があるという認識を委員全員が共有できたように思う。


事実、阿久根のこじかは保護者の方々からの評判も良いと聞いている。(中にはそうではない方もいるのも聞いているが)

現在こじかに登録している児童の数は、阿久根市が25名 出水市が13名 長島町が3名 であるが、阿久根市の児童だけでも、未就学児で70名程の「気になる子」を市は把握しているとのことだった。

施設の整備も、センター化への基準の中にあるのだが、何よりも、早期に療育を受けれる児童に対して、定員がいっぱいで入所待ちである環境は改善しなければならないだろう。
今後の課題としては、保健師が中心となって、保育園・幼稚園との連携を強化(ここ2年はだいぶ連携が取れていると聞いている)し、早期の療育へと自然なかたちで入っていけるシステム作りが大切になってくる。

2月19日には、こじかのスーパーバイザーの大迫先生の公開療育授業を見学に行くことも決まった。(本当は大迫先生にいろいろな提言をもらえるような協議の場をセッティングしたかったのだが・・)